【7】創業3年目に事件発生 東洋システム社長・庄司秀樹

2018/07/02 14:04

  • 有料記事
中国での学会で東洋システムの試験装置が世に出た。それは大手との戦いの始まりでもあった

 大手メーカーにとって、一地方のベンチャー企業というのは、ばかにしてもよいような存在なのか。  そんな大手の本質を知ることになる事件が、創業3年目で起きた。  電池の試験装置はそれまで、ニッケル水素電池に対応する定電流試験が主流だったが、大容量のリチウムイオン電池の技術解析に向かなかった。定電流と定電圧の二つの領域を試験することが必要だったからだ。  その試験装置をいわき市内の協力会社2社と共に、...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line