囲碁の仲邑菫三段(15)は3日、韓国・ソウルで打たれた第8回女流棋聖戦決勝3番勝負の第1局で崔精九段(28)を破って白星発進し、韓国でのタイトル初獲得にあと1勝と迫った。
対局は持ち時間各1時間で行われ、白番の仲邑三段は息詰まる終盤戦を戦い抜き、熱戦を制した。仲邑三段は残り2戦で1勝を挙げればタイトル獲得となる。
第2局は9日に同所で行われる。
仲邑三段は昨年、日本の女流棋聖を奪取し、最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した。今年3月には厳しい環境を求め、囲碁強国の韓国に移籍した。
決勝の相手の崔九段は長年、世界の女性碁界をけん引してきた第一人者。