福島県石油商業組合は、国の総合経済対策に伴う補助金の縮小を受け、ガソリンなどの石油製品価格が段階的に上昇する見込みだと発表した。19日の仕入れ分から全油種とも現状から1リットル当たり5円程度(税込み6円程度)、来年1月16日からはさらに5円程度上昇し、2カ月で計10~12円程度、上昇する見通し。
国は総合経済対策で、燃料油価格の激変緩和対策の補助金を段階的に縮小することを決定した。組合は「卸売価格の大幅な上昇で、各社とも価格転嫁は避けられない状況になっている」と価格上昇への理解を訴えるとともに、駆け込み需要が発生する恐れがあるとして、余裕を持った対応を呼びかけている。