4日午前9時40分、喜多方市熱塩加納町山田字宇津野丙の空き家敷地内で、近隣住民が体長約1メートルのクマ1頭を目撃し、市を通じて喜多方署に通報した。この空き家には2日にもクマが入り込んでおり、同署や市は大きさなどから2日に追い払ったクマが再び戻ってきた可能性が高いとみている。けが人はいなかった。
同署などによると、署員や市職員が敷地内を捜索したが、クマは見つからなかった。通報した近隣住民が山林に立ち去ったのを目撃したという。市は追い払い用の花火を放ったほか、空き家敷地内に動く物体を自動で撮影する「トレイルカメラ」を設置した。
市はクマの習性としてこの空き家が安全で食べ物があると認識した場合、再び戻ってくる可能性があるとして近隣住民に注意を呼びかけている。