鎮魂の祈り込め、新作の大堀相馬焼 陶吉郎窯、6日から浪江で作品展

2024/12/04 10:50

来場を呼びかける近藤さん

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、初めて浪江町大堀地区に帰還、再開した大堀相馬焼窯元の陶吉郎窯は6~11日、同町の大堀工房で「大堀帰還展 希望の灯火(ともしび)―大堀相馬焼の未来を照らす」を開く。鎮魂の祈りを込め、窯元の近藤学さんらの新作キャンドルスタンドを披露する。

 工房内には、日本美術展覧会(日展)の工芸美術部門で今年で2度目の特選を受賞した近藤さんと長男賢さんの作品など約100点が並ぶ予定。

 7、8の両日には、いずれも町に帰還した柴栄水産の「請戸もの」のヒラメと鈴木酒造店の日本酒を、陶吉郎窯の器で楽しむ試飲・試食会も開く。

 時間は午前10時~午後6時。近藤さんは「多くの人に足を運んでもらいたい」と来場を呼びかけた。

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