古代中国の哲学書「易経」に次の一文がある。噬(ぜいこう)は、亨(とお)る。獄(ごく)を用(もち)うるに利(よろ)し―。噬は歯をかみ合わせること。世の中の障害となるものをかみ砕いて排除し、物事を進めるためには、罰を与えていいといった意味がある ▼かみ合わせを妨害しているのは必ずしも形ある物ではなく、特定の人物や自身の心の中にあるものなどさまざま。自ら大いに奮い動き、障害物を取り除くことが重要とい...
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