フタバスズキリュウには、長らく学名がなかった。発見された地層の「双葉層群」と私の名前を組み合わせた呼び名は、広く知られていたが、あくまで「和名」だった。 学名とは、学問上の分類に用いられる名称だ。他と比べて異なる特徴を持った新属新種であることが証明され初めて、名付けられる。 フタバスズキリュウは骨格が約70%残っており、「新属新種ではないか」と期待されていた。なぜ、長らく学名がなかったか。それは...
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