【9】発見から38年、学名決定 フタバスズキリュウ発見者・鈴木直

08/26 08:30

  • 有料記事
フタバスズキリュウが38年を経て新属新種と確認されたことを報じる福島民友の紙面。国立科学博物館の記者会見にいわきから参加した

 フタバスズキリュウには、長らく学名がなかった。発見された地層の「双葉層群」と私の名前を組み合わせた呼び名は、広く知られていたが、あくまで「和名」だった。 学名とは、学問上の分類に用いられる名称だ。他と比べて異なる特徴を持った新属新種であることが証明され初めて、名付けられる。 フタバスズキリュウは骨格が約70%残っており、「新属新種ではないか」と期待されていた。なぜ、長らく学名がなかったか。それは...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line