13日の「ふくしま桃の日」に合わせ、JAふくしま未来とバウムラボ「樹楽里(きらり)」(福島市)は福島県産のモモのジュースと米粉を使った「桃たわわバウムクーヘン」を共同開発した。販売を開始した12日、福島市で発売セレモニーが行われた。
桃の日は13日と26日、8月8日の3日間で、昨年制定された。バウムクーヘンに使用したのは、同JAが販売するモモのジュース「桃の恵み」と昨年から作付けが始まった米粉用品種「笑みたわわ」。アミロース含有率が高い笑みたわわを使うことで、時間がたってもしっとりとした食感が保たれるという。モモ味とプレーン味の2層になっており、モモの豊かな風味を楽しめる。
セレモニーでは、同JAの佐久間英明専務が「モモの消費拡大と普及へ最高の商品ができた。今後も福島のモモを盛り上げていく」とあいさつ。樹楽里を運営する丸福織物の斎藤陽一社長は「笑みたわわの可能性を感じた。皆さんに喜んでもらえる味に仕上がったので、ぜひ食べていただきたい」と述べた。
バウムクーヘンは1個302円、箱詰めされた3個セットは972円。福島市の県観光物産館と樹楽里、JAの直売所で購入できる。9月末まで販売する予定という。