「第32回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」最終審査ならびに表彰式を開催

2024/06/20 13:54

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カリフォルニア・レーズン協会
2部門のカリフォルニア・レーズン大賞はグランソールベーカリー株式会社 渡邊 智紀氏の「レザン・マリアージュ 赤と白の融合」株式会社東京ポンパドウル 市野瀬 政喜氏の「Cheer raisins」が授賞

 カリフォルニア・レーズン協会 駐日事務所は、製パン企業や個人店に勤めるプロフェッショナルな技術者を対象に、カリフォルニア・レーズンを使ったオリジナルのパン作品を競うコンテストである「第32回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」の最終審査を2024年6月14日(金)、15日(土)の2日間、日本パン技術研究所(東京都 江戸川区)で実施し、大賞2名を含む合計12名の受賞者を決定、表彰しました。 本コンテストは、カリフォルニア・レーズンを使った新製品の開発とその商品化を目的に実施しており、32回目の本年は、「量販製品部門」(工場生産し、完全包装で販売する作品とベイクオフ・QBD製法で生産し販売するパン)と「オールスクラッチ製品部門」(店舗や工場でのオールスクラッチ製法で生産し販売するパン)、そして、今回新設された「育成機関部門」(オールスクラッチ製法の作品)の計3部門で作品を募集し、日本全国から計136作品の応募がありました。


 ファイナリスト計21名が最終審査に臨み、2日間で計7時間以内に作品を製作し、作品の製作意図や特長などについてのプレゼンテーションを行いました。その後、質疑応答と試食審査が行われました。審査は製パン技術関係者6名のほか、カリフォルニア・レーズン協会駐日代表のジェフリー・マクニールが審査員長を務めました。さらに特別審査員として宇宙飛行士の若田光一さんが参加しました。なお、育成機関部門は、作品制作は行わず、プレゼンテーションと事前に制作された作品の試食審査のみを行いました。

 審査の結果、カリフォルニア・レーズン大賞は、量販製品部門ではグランソールベーカリー株式会社 渡邊 智紀(わたなべ ともき)氏の「レザン・マリアージュ 赤と白の融合」が、オールスクラッチ製品部門では株式会社東京ポンパドウル 市野瀬 政喜(いちのせ まさき)氏の「Cheer raisins」が受賞しました。また、育成機関部門では、日本菓子専門学校 平岡 幸二郎(ひらおか こうじろう)氏の「パン・オ・シシリー・レザン」が優秀賞を受賞しました。

 ファイナリストの21名には楯が授与され、副賞として、量販製品部門とオールスクラッチ製品部門の11名にはカリフォルニア・レーズンの故郷「カリフォルニア州フレズノへの研修旅行」、育成機関部門の1名には賞金15万円(ギフト券)が贈られました。

 量販製品部門とオールスクラッチ製品部門の受賞作品は、これから続々と各店舗から発売開始される予定です。カリフォルニア・レーズン協会は、今後もカリフォルニア・レーズンの使い方や新製品開発のアイデアを提供してまいります。
カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した 市野瀬 政喜氏の製作の様子
カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した 渡邊 智紀氏の製作の様子
入賞者と審査員の記念撮影の様子


試食審査を行う特別審査員の若田光一氏
ファイナリストの受賞名、作品名ならびに所在地(リテール部門14名、ホールセール部門7名 合計21名)



カリフォルニア・レーズン大賞・優秀賞 受賞作品の詳細


【量販製品部門】
◆ カリフォルニア・レーズン大賞
渡邊 智紀(グランソールベーカリー株式会社)
作品名:レザン・マリアージュ 赤と白の融合
所在地:茨城県
受賞者コメント:今回初挑戦で大賞を受賞することができてとても嬉しいです。過去には3回、カリフォルニア・レーズン大賞を受賞されている方もいるようなので、それを超えられるように今後も頑張りたいです。レーズンの無限の可能性を感じているので、それをお客様にお伝えし、市場価値を高めていきたい。レーズン業界を盛り上げて、また新しいパンが生まれるようにしていきたい。
レザン・マリアージュ 赤と白の融合
【オールスクラッチ製品部門】
◆ カリフォルニア・レーズン大賞
市野瀬 政喜(株式会社東京ポンパドウル)
作品名:Cheer raisins (チア レザン)
所在地:神奈川県
受賞者コメント:このような賞をいただいて光栄です。共に審査に挑んだ21名の方にもお疲れ様ですと伝えたいです。パン業界が盛り上がるような作品をコンセプトにして開発を行いました。現在はエリアマネージャーとして現場でパン作りはしておりませんが、会社のなかで後進の技術指導やパン作りの難しさ、楽しさ、喜びを伝えていく仕事をしていきたいです。
Cheer raisins (チア レザン)
【育成機関部門】
◆ 優秀賞
平岡 幸二郎(日本菓子専門学校)
作品名:パン・オ・シシリー・レザン
所在地:東京都
パン・オ・シシリー・レザン
カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」について


 当コンテストは、今年で第32回目(年に1度開催)となり、コロナ禍でも開催され(2020~22年の研修旅行は延期)、長きに亘りベーカリー業界から支持されています。


 コンテストの最大の魅力は、副賞として、毎年約10名の受賞者がカリフォルニア・レーズンの生産地であるフレズノ市へ1週間前後の研修旅行に招待され、米国の食文化やカリフォルニア・レーズンについて学べることです。


 研修旅行中は、受賞者同士の交流を通じて自身のネットワークを広げ、製パンに関する知識や技術の情報交換を行うことが出来るため、ベーカリー業界ではとても人気のあるコンテストです。


開催概要


名称:「第32回カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」最終審査
日時:6月14日(金)・15日(土)
場所:日本パン技術研究所(東京都江戸川区西葛西6-19-6)

名称:「第32回カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」表彰式
日時:6月 15日(土)16:30~17:30
場所:ホテルイースト21東京 3階 東陽I(東京都江東区東陽6丁目3-3)

 カリフォルニア・レーズン協会は、1949年にアメリカで設立された、カリフォルニア産レーズンの47の生産者や加工業者等を代表する米国農務省による直接の監督下にある非営利団体です。同協会の駐日事務所の設立は1961年で、日本国内での業界および消費者向けの啓発活動を行っています。

 「カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」は、新たにお店の看板・定番商品として長く愛されるレーズンパンを生み出すことを目的に開催しており、カリフォルニア・レーズンの斬新な使い方や、その時々のトレンドを取り入れた他の食材との組み合わせなど、新しいアイデアのレーズンパンが発表され競われます。また、受賞作品は商品化することをコンテストの応募条件としており、10年以上定番メニューとして長く愛されている作品もあり、多くの消費者を魅了しています。さらに、世界で競われる著名な国際ベーカリーコンテストの日本代表や受賞者の中には本コンテストの過去受賞者が複数おり、日本のベーカリー業界の製パン技術向上やパン職人の育成にも貢献しています。
カリフォルニア・レーズン大賞の受賞者2名と審査員の記念撮影
特別審査員の若田光一氏
作品製作の様子
作品製作の様子
作品製作の様子
カリフォルニア・レーズン協会について
https://www.raisins-jp.org/

・今回のコンテストの募集要項
https://www.raisins-jp.org/business/news/news2024/pdf/32th-entryGuide.pdf

・前回の開催レポート、入賞作品等
https://www.raisins-jp.org/business/news/news2023/0620_bakeryContest-after.html

◆詳細プレスリリースは下記からダウンロード可能です。
https://prtimes.jp/a/?f=d144786-1-615adc4f32af55ed62368a69f972bac2.pdf

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