岐阜地検は12日、自らの意思で指を切断する「指詰め」の治療費について、過失だと申告して国民健康保険の適用を受けて支払いを免れたなどとして、詐欺容疑で逮捕された暴力団幹部の男性(58)ら3人を不起訴処分とした。地検は理由を明らかにしていない。
男性は故意に指1本を切断したが、昨年2、3月に治療を受け、それぞれ国民健康保険の適用で医療費の支払いを免れたとして、岐阜県警に今年10月に逮捕された。
男性は他人名義のETCカードを使い不正に高速道路料金の割引を受けたとして、電子計算機使用詐欺の疑いでも9月に逮捕されていたが、地検は同日付で不起訴処分とした。