気候変動問題に取り組むリーダーを支援する「クライメートブレークスルー賞」を選定する米国の団体は3日、今年の受賞者に日本の環境シンクタンク「クライメート・インテグレート」の平田仁子代表を選んだと発表した。活動の支援資金として3年間で計400万ドル(約6億円)が贈られる。
平田さんは二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電所の建設中止を求める活動などに取り組んだ。平田さんの活動が日本の電力部門だけでなく、社会全体で脱炭素が進むきっかけとなる可能性があると評価された。
平田さんは「日本の脱炭素化が着実に進み、アジア諸国のエネルギー転換のモデルとなっていくよう挑戦していきたい」とコメントした。