政府は3日、日本の創薬力強化のため、2024年度補正予算案に約1千億円を計上したと発表した。海外の薬が実用化されない「ドラッグロス」の解消や後発品を含めた薬の安定供給を実現し、医薬品産業を国の基幹産業にするのが狙い。
同日、記者会見した城内実健康・医療戦略担当相は「国民に医薬品が迅速に届くようしっかりと取り組む」と述べた。
基礎研究から製造販売に至るまで、創薬の各段階に応じた包括的な支援を行う。ベンチャー企業に投資をするファンドの仕組み作り、研究機関や企業などが連携しやすい施設の整備、医学系の研究支援に取り組む。