札幌市は19日、介護保険事業として行っている高齢者配食サービスで、委託先の事業者「丸高三信堂」が配食時に定められた安否確認を怠り、自宅の室内で倒れていた利用者の80代女性の発見が遅れたと発表した。女性はその後、医療機関で死亡が確認されたという。
市によると、配達員が7日に女性宅を訪れたが応答がなく、ドアノブに食事をかけて退去。8日、別の配達員が訪れた際も、前日の食事がドアノブに残っていたが、食事を取り換えただけで安否確認をしなかった。
市は女性の死因などを明らかにしていない。
市は改善報告書の提出などを求めるとともに女性の家族に謝罪した。