年賀状はがき、高貴な蒔絵でいかが 会津若松の工房制作

2024/12/03 08:30

伝統の技法を使って丁寧に仕上げられる蒔絵の年賀はがき作り=2日、会津若松市・関漆器店

 会津若松市の関漆器店の工房で、蒔絵(まきえ)を施した年賀はがき作りが最盛期を迎えている。

 蒔絵年賀はがきは、シルクスクリーンという方法で何度も漆を塗り重ねて完成する。種類は「起き上がり小法師(こぼし)」「干支(えと)宝尽くし」に加え、新作の「白蛇」「長寿鶴」「紫式部」の五つ。作品によって4~8回にかけて漆を塗り重ねる。細部まではっきりと表現された絵柄は伝統技法の高貴さを感じさせる。

 価格は1枚770~990円。同社のオンラインショップなどで扱っている。問い合わせは同店(電話0242・25・0151)へ。

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