多くの樹木は幹の一番外側に新しい細胞があり、その部分だけが活発に活動している。内側の大部分は死んだ組織でできていて、この固い部分が高く伸びていく木を支える背骨の役目を果たす。1年ごとに年輪を重ねながら、やがて大木になっていく ▼この生と死を何千年も繰り返している古木があることを思うと、気が遠くなる。あっという間に過ぎ去った青年期を惜しみ、そろそろ老年期かと感慨にひたりがちな人間の一生とは比べよう...
この記事は会員専用記事です
残り302文字(全文502文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。