福島市飯坂町の和菓子店「一味庵(いちみあん)」は、甘酒の原料となる甘こうじなどを使った清涼感たっぷりの和菓子「甘酒水饅頭」を開発、販売を開始した。
本宮市の名郷糀屋、国見町の農家持地&遠藤農園のコラボ商品。一味庵の氏家一浩社長(36)らいずれも30代の若手経営者らがイベントを通じて知り合い、コシヒカリ、甘こうじ、北海道産小豆を使った一味庵のあんで商品化した。
ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれ、点滴投与される栄養剤と成分が似ていることから「飲む点滴」とも称される甘酒。見た目の清涼感もあり、暑くなるこの時期にマッチした、冷たい和菓子が完成した。甘酒の香りを楽しむこともでき、氏家社長は「試行錯誤して良さが生きるように作った。3人の力でできた商品を味わってほしい」と話している。1個220円。
問い合わせは一味庵(電話024・542・4591)へ。