筑波大図書館情報メディア系・白井教授に聞く 基本方針がまず必要

2021/10/10 12:35

  • 有料記事
「文書を保管し、生かすための議論を始める必要がある」と指摘する白井教授

 被災地の公文書管理に詳しい筑波大の白井哲哉教授(歴史学・アーカイブ学)に、震災文書の保全の在り方などについて聞いた。  ―震災に関連した文書をどう考えれば良いか。 「震災文書には、さまざまな行政文書に加え、避難所に張り出した紙なども含まれる。福島県の自治体の場合は原発事故で避難を余儀なくされ、当時の避難所がそのままになった。そのため、それらの資料が比較的残されているところが特徴になっている」  ―震...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line