【ワシントン共同】米労働省が12日発表した11月の卸売物価指数は、前年同月より3・0%上昇となった。伸び率は昨年2月以来、1年9カ月ぶりの高水準で、2・6%程度の上昇を見込んだ市場予想も上回った。サービスが3・9%上昇し、全体を押し上げた。モノは1・1%上がった。
モノのうち食品は5・1%上がった。一方で、エネルギーは6・2%の下落だった。変動が激しい食品とエネルギーを全体から除いたコア指数は3・4%上昇で、市場予想の3・2%程度を上回った。
卸売物価指数の前月比(季節調整済み)は0・4%上昇だった。