外食での食品ロス削減に向け、厚生労働省は6日、食べ残しの持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン案を同省検討会に示し、大筋で了承された。持ち帰りは消費者の自己責任を前提とした上で、食中毒や異物混入を防ぐための留意点などは店側の指示に従うことを求めた。
ガイドライン案では、十分に加熱された食品は持ち帰りに適するが、生ものや加熱が不十分な料理は適さないとした。居酒屋やレストラン、ホテルの宴会などを想定し、病院や学校の給食は対象外とした。
持ち帰りは店側が認めた食品に限り、店側が用意した容器に消費者が自ら移し替えることが原則。食中毒発生時に保健所の調査への協力が求められることも盛り込んだ。