【11】時間のつながり感じて フタバスズキリュウ発見者・鈴木直

08/28 08:30

  • 有料記事
国立科学博物館創立100年の記念切手と硬貨にフタバスズキリュウがデザインされた。フタバスズキリュウは特別な存在なのだと思う(国立科学博物館、いわき市石炭・化石館提供)

 現在も続けている研究は、広野町の双葉層群の堆積物の中にある微小化石の採集だ。砂をふるいに掛けることで、これまでの方法では見つけることができなかった化石の破片などを探し出そうとしている。 集めた資料を統計的に処理すれば、当時生息していた生き物の種類を調べることができると考えている。まだ詳しい解析は進んでいないが、脊椎動物の化石の発見などにつながれば、地域振興や復興にも役立つと思う。 人間を含めた生...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line