重い足取りで避難所となったビッグパレットの撮影に通う中、唯一平常心に戻れるのは、スタジオで花の撮影をしている時間だった。 ファインダーを通して改めて見る花のすがすがしさと慈しみにあふれた姿に、明日ももう少し頑張ってみようという気持ちになれた。当初は仕事のない不安から、花の撮影が生計の足しになるのではと考えた時期もあった。しかし、福島の状況を目の当たりにし、そして何よりも私自身が花の持つ力を実感す...
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