イオンモール伊達、25年1月に本格着工 ダイユーエイト出店

2024/11/09 07:30

大型商業施設「イオンモール伊達」の外観イメージ(同社提供)
大型商業施設「イオンモール伊達」の中央吹き抜けイメージ(同社提供)
安全祈願祭でくわ入れする大野社長

 伊達市堂ノ内に2026年下期(7~12月)に開業予定の大型商業施設「イオンモール伊達」について、イオンモール(千葉市)は8日、本格的な建築工事を来年1月に始める方針を示した。テナントとして、ホームセンターのダイユーエイトが出店することも明らかにした。

 イオンモールによると、施設は鉄骨3階建てで、通路やバックヤードを含む延べ床面積は約9万4000平方メートル。テナントに貸し出す総賃貸面積は約6万2000平方メートルで、東北最大級となる。敷地面積は約16万9000平方メートルで、約3650台が駐車できるよう整備する。

 テナントはダイユーエイト以外も検討が進んでいるが、出店数や業種は調整中という。イオンモールの大野恵司社長は「テナントはお客さまの希望する店舗や業種を踏まえて決めていきたい。地元だけでなく県外やインバウンドも呼び込んでいきたい」と語った。

 建設予定地は国道4号の西側に広がり、相馬福島道路伊達桑折インターチェンジに隣接している。JR伊達駅から約1キロ東側で、現在は造成工事が進められている。福島交通は施設を経由する路線バスの整備を検討している。待望の着工に、同市堂ノ内地区土地区画整理組合の直江市治理事長は「長かったなというのが第一印象。施設だけでなく、県北地域全体に回遊してもらえる仕組みを作っていかなければならない」と述べた。

 現地で安全祈願祭

 イオンモールは8日、伊達市の現地でイオンモール伊達の安全祈願祭を行い、関係者約60人が工事の安全を祈った。

 大野恵司社長は「恵まれた立地条件を最大限に生かし、県北の活性化と住民の豊かな暮らしの実現を目指していく」とあいさつした。内堀雅雄知事は「多様な世代の人が楽しめる交流拠点となることを期待する」と述べ、須田博行伊達市長は観光や経済の発展に期待を寄せた。

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