会津若松市の長嶺養蜂場は、皆鶴姫と源義経をモチーフにした同市河東地区のイメージキャラクターをパッケージに使った商品を完成させた。同社の長沼久雄社長は地域に伝わる皆鶴姫と義経の悲恋物語を踏まえ「河東の歴史に触れて地域活性につながれば」と話している。
希少な柿の蜜、数量限定
イメージキャラクターは地域の住民や団体でつくる河東地域づくり委員会が企画し、昨年末に誕生した。委員会は河東の活性化につながる用途であればキャラクターの商用利用を可能としており、長嶺養蜂場はその第1号となった。
200グラム入りを「皆鶴姫蜜」、250グラム入りを「義経蜜」と名付けて販売する。蜜源は河東地区の会津身不知(みしらず)柿で、滑らかですっきりとしており、長沼社長は「柿の甘さがにじみ出たような味わい」としている。柿の開花の時期しかに採れない希少な蜜のため、数量が限られている。
同社の直販では皆鶴姫蜜は1140円、義経蜜は1370円。問い合わせは電話(0242・25・3883)、ファクス(0242・32・4831)、メール(aizu‐[email protected])へ。24日の第16回かわひがし皆鶴姫まつりに合わせて市役所河東支所でも販売される(皆鶴姫蜜1200円、義経蜜1400円)。JA会津よつばの直売所「まんま~じゃ」でも扱う予定。