経済産業省が29日発表した10月の鉱工業生産指数速報(2020年=100、季節調整済み)は前月と比べて3・0%上がり、104・3だった。上昇は2カ月連続。半導体製造装置や自動車の生産が、輸出増加を背景に好調だった。基調判断は「一進一退」で据え置いた。
業種別では、全15業種のうち、半導体製造装置を含む生産用機械や自動車、金属製品など11業種で上昇した。一方、メモリー半導体の一時的な生産調整があった電子部品・デバイスや、自動車を除く輸送機械など4業種で低下した。
先行きは、11月が2・2%低下、12月が0・5%低下と見込んだ。