大阪商工会議所は30日、医療機器の開発を巡り、メーカーなどが女性医師から意見を聞き取る会合を大阪市中央区の商工会で開いた。商工会によると、医療機器は大きさなどが男性を基準に設計されたものが多いといい、女性も扱いやすい機器の開発につなげることが狙い。
会合には複数の女性医師が参加。ある女性医師は、自身の身長が低いため手術台の下に足場を複数重ねて使用することもあり、バランスが悪くて倒れそうになったことがあるとして、高さを調節できる足場などが必要だと訴えた。
会合の発起人の1人で、取材に答えた大阪医科薬科大消化器外科の河野恵美子医師は「女性医師の困難が少しでもなくなってほしい」と話した。