厚生労働省の予防接種基本方針部会は18日、皮膚に痛みを伴う発疹ができる帯状疱疹のワクチンについて、費用を公費で支援する定期接種に位置付ける場合、対象年齢を65歳とする案を示した。接種の目的は、帯状疱疹や合併症による重症化予防とすることを検討している。
帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが引き起こす。過去の感染で体に潜伏したウイルスが、加齢や疲労などによる免疫力低下で活性化して発症する。日常生活に支障が出るほどの痛みが生じることがある。
ワクチンは、阪大微生物病研究会の生ワクチンと、英グラクソ・スミスクラインの不活化ワクチンが、それぞれ承認されている。