国連の人材育成拠点、いわきに開設 国内初、地域リーダー輩出へ

2024/12/03 09:50

東日本国際大で行われた国連旗の掲揚式に臨む(左2人目から)緑川理事長、メヒア部長、内田市長

 地域リーダーの養成を目的とした国連の人材育成拠点「CIFAL(シファール)ジャパン国際研修センター」が2日、福島県いわき市に設置された。世界で35カ所目で、日本に置かれるのは初めて。運営する市と学校法人昌平黌は来年度中に研修プログラムを開講し、人材育成を始める。

 シファールは国連の人材育成機関「国連訓練調査研究所(国連ユニタール)」が主に各国の地方都市に置く人材育成拠点で、地方コミュニティーを支えるリーダーの育成に力を入れる。シファールジャパンは復興や防災、高齢者福祉などをテーマとしたプログラムを集中講義やシンポジウムなどの形で開設し、市内外から受講者を募る方針。

 国連ユニタールのアレックス・メヒアグローバル・ネットワーク部長、内田広之市長、昌平黌の緑川浩司理事長が同日、市役所で協力協定を結んだ。市役所と東日本国際大で国連旗の掲揚式も行われた。

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