会津若松市の絵ろうそく店「山形屋本店」で、来年の干支(えと)の「巳(み)」にちなみ、ヘビを描いたろうそく作りが最盛期を迎えている。28日も2人の職人が丁寧に絵付けをした。
同店は約250年前から続く老舗。干支のろうそくは新年の幸せを願って毎年制作しており、今回で28年目となる。今月上旬ごろから制作が始まり、来年2月中旬ごろまで作業が続く。
高さ約4.5センチのろうそくには、米俵を背負った黄色のヘビが描かれている。薄敬治社長(48)は「食べ物に困らない『ヘビー級』の幸せな1年を運んで来てほしい」と願いを込めた。
干支のろうそくは店頭のほか、鶴ケ城天守閣など市内の土産店で販売される。