三菱UFJフィナンシャル・グループが、顧客の資産を自動で運用するロボットアドバイザー大手のウェルスナビを買収する方針を固めたことが29日、分かった。現在は15%程度を出資しているが、個人向けの資産運用ビジネス強化の一環で完全子会社化に踏み切る。
投資額は数百億円に上り、株式公開買い付け(TOB)は本年度内の完了を目指すとみられる。ウェルスナビが扱う運用サービスを三菱UFJ銀行のアプリに組み込むほか、個人に最適な金融商品を提案するサービスの共同開発も進める。
三菱UFJは29日に「経営会議に付議する」と明らかにし、同日中に詳細を公表する予定だ。