香川県三豊市の山下昭史市長は14日の市議会で、同性カップルの住民票の続柄欄に、異性間の事実婚世帯と同様に「夫(未届)」「妻(未届)」と記載できるようにすると表明した。「自分らしく生きたいという(当事者の)思いを支援したい」と述べた。
同性カップルは、これまで「世帯主」と「同居人」と記載されていた。法的効力はなく、7月1日から交付可能とする。山下市長は「従来のままでは市民に寄り添った行政とは言えない。生きづらさや不自由のない社会にしなければいけない」と力を込めた。
長崎県大村市が5月、男性カップルの続柄を「夫(未届)」とした住民票を交付。鳥取県倉吉市も同様の対応をしている。