レストラン木木(いわき市)

11/28 09:15

人気の「木木セット」。写真はエビピラフと唐揚げの組み合わせ(1183円)

 いわき市平中平窪にある木々に囲まれたログハウスの店「レストラン木木(もくもく)」。店内は木の温もりを感じ、時間がゆっくりと流れるような落ち着く雰囲気だ。

 メニューを開くと洋食、イタリアン、和食、中華と数え切れない。中でも人気なのは「木木セット」。エビピラフやドライカレー、ナポリタンなど5種類から主食を1品、おかずは唐揚げ、豚焼肉、エビフライ、ハンバーグの4種類から1品を選べる。

 お薦めの組み合わせはエビピラフと唐揚げ。ボリューム満点なワンプレートだが「女性でもぺろっと食べる人が多いですよ」とオーナーの佐々木康行さん(46)に薦められて注文した。

 まずはピラフを一口。具材はぷりぷりのエビとマッシュルーム、ピーマン、ニンジン、卵と至ってシンプル。「味が濃いと飽きちゃうでしょ」と佐々木さんの言葉通り、塩味であっさりとしていてどんどん食が進む。そのピラフの隣で存在感を放つのは大きな唐揚げだ。国産鶏もも肉を使ったしょうゆベースのさくさくの食感に胃袋をつかまれた。

 店は父一郎さんが1988年に創業した。2011年に佐々木さんが継ぎ、変わらぬ味を提供している。店のコンセプトは「3世代が楽しめるファミリーレストラン」。通し営業で昼間は高齢の夫婦や家族連れ、午後は遅めのランチを取るサラリーマンなど、さまざまな人が訪れる。佐々木さんは「この雰囲気の中で好みの料理を楽しんでほしい」と話す。一度訪れれば、世代を超えて愛される理由が分かるはずだ。(熊田紗妃)

          ◇

 いわき市平中平窪1―17―1。営業時間は午前9時半~午後8時半(ラストオーダー同8時)。月曜定休(祝日の場合振り替え)。(電話)0246・22・3999

 ※内容は取材当時のものです

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