【環境考察/気象の変化】温暖化近づく転換点、化石燃料からの脱却急務 江守正多・東大教授

06/14 08:00

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えもり・せいた 神奈川県出身。東京大大学院総合文化研究科博士課程修了。国立環境研究所地球システム領域副領域長などを経て2022年4月から現職。

 世界の平均気温が上昇し、猛暑や豪雨など「異常」な気象が続いている。気温の上昇を止めるため、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で第5、第6次報告書の執筆に関わった東京大未来研究ビジョン研究センター・大学院総合文化研究科広域科学専攻の江守正多(せいた)教授(54)は「化石燃料からの脱却」を強く訴える。■昨年より暑い年に 江守氏は記録的な猛暑となった昨年について、南米ペルー沖の海面水温が高...

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