【環境考察/気象の変化】治水に田んぼダム、雨水ためて排水量を抑制

2024/06/08 08:00

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設置した排水ますを確認する丹野さん。穴の開いた板で排水量を抑制する=福島市

 「この辺り一帯が水没して、川みたいな状態でした」。福島市松川町水原地区でコメ作りをする「未来農業」代表取締役の丹野友幸(48)は振り返る。2019年10月の東日本台風(台風19号)で地区に浸水被害があり、住民の生活に大きな影響が出た。■下流の地区守るため 対策に乗り出した市は22年度、大雨が降った際に雨水を田んぼに一時的にためて洪水被害を軽減させる「田んぼダム」事業を水原地区で開始。農家に協力を...

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