【「ざくざく」「こづゆ」】汁物2種、共存地域も

11/25 11:37

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冠婚葬祭で出される会津の「おもてなし郷土料理」こづゆ(中央の赤い器)。具材は地域、過程で違うが、写真は里芋、ニンジン、細竹、ワラビ、こんにゃく、ちくわ、ホタテ貝柱、豆麩。昔は海の幸が手に入りづらく、保存の利く干し貝柱がだしに使われた=猪苗代町・いわはし館

 季節は初冬、温かいものが恋しい。そこで県内の郷土料理の中でも知名度の高い汁物「ざくざく」と「こづゆ」を調べてみた。 だしに違い ともに根菜類など多彩な食材を、しょうゆ味で仕立てた汁物で、特別なときのごちそう。ただ、だしが違う。「こづゆ」は高級な干し貝柱、「ざくざく」は煮干し、するめなど干し貝柱以外を使う。食べられている地域も違う。「ざくざく」は二本松市や安達郡などで親しまれ、「こづゆ」は会津の料理...

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