【エールのB面】戦時中の作曲活動 涙にじむ...ヒットの裏には悲しみ

08/16 13:00

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「露営の歌」が国民に愛唱されるようになったことを記念し、作詞者藪内が住んでいた京都・嵐山に建立された記念碑。1938年夏の除幕式で、藪内と古関らで記念撮影した(福島市在住の藪内の長男五郎さん提供)

 再放送が続く朝ドラ「エール」だが、本編放送が再開されれば古関裕而がモデルの主人公・裕一の戦時中の作曲活動が描かれる予定だ。制作統括の土屋勝裕さんは「戦時中の葛藤や戦後の心情を掘り下げたい」と作品に込めた思いを語っている。人々の記憶に残る数々の戦時歌謡を作った古関の戦中の足跡をたどる。  1937(昭和12)年の盧溝橋事件から日中戦争へ拡大すると、古関も戦時歌謡を作曲する立場になっていく。同年7月...

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