【ジャカルタ共同】インドネシアの首都ジャカルタにある東南アジア最大の「イスティクラル・モスク(イスラム教礼拝所)」と道路を挟み隣接するカトリック大聖堂を結ぶ地下通路「友好のトンネル」が12日、開通した。宗教を超えた調和の象徴として建設されていた。
開通式典でプラボウォ大統領は「多様な宗教、民族、言語を持つ国だが一つになれる。この調和を大切にしよう」と呼びかけた。通路の全長は約30メートル。通路内の大聖堂側では鐘の音、モスク側では詩歌が流れる仕様で、つながれた2人の手を模した装飾が壁に施されている。