【オスロ共同】日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与を記念したフォーラムが11日、ノルウェー・オスロ大で核軍縮をテーマに開かれ、広島で被爆した小倉桂子さん(87)が体験を証言し「核兵器による悪夢を繰り返してはいけない。廃絶のために、あなたたちの力が必要だ」と呼びかけた。
長崎で被爆した長崎大名誉教授の朝長万左男さん(81)も一緒に登壇。
小倉さんは、約40年前から英語通訳として活動している。昨年5月の先進7カ国首脳会議では、各国首脳らに8歳の時の被爆体験を語った。
朝長さんは2歳で被爆。同世代の被爆者に白血病患者が増えたことに疑問を感じ、医師となった。