ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で、任天堂の人気ゲームキャラクター「ドンキーコング」を題材にした世界初の新エリア「ドンキーコング・カントリー」が11日、開業した。インバウンド(訪日客)のさらなる取り込みも視野に魅力を高め、来場者の体験価値を向上させる。
「マリオ」などが登場する「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を拡張した形で、同エリアは1・7倍の広さになる。早朝に開催した記念式典にはドンキーコングやマリオが登場し、招待客らとカウントダウン。任天堂の宮本茂代表取締役フェローは「マリオとドンキーコングの世界がそろった新しいスーパー・ニンテンドー・ワールドを思い切り体験してほしい」と話した。
新エリアはドンキーコングたちが暮らすジャングルが舞台。敵から重要アイテムの「ゴールデンバナナ」を守る冒険ができるトロッコ型アトラクションなどでゲームの世界観を体感できる。
岐阜県から家族4人で訪れた会社員宮之上奈佑さん(38)は「今までで一番楽しかった」と興奮した様子で語った。