【ワシントン共同】ロイター通信は6日、ウクライナのゼレンスキー大統領が7日にフランス・パリのノートルダム大聖堂の再開記念式典に出席すると報じた。トランプ次期米大統領も参加する予定で、ウクライナ当局者は両氏が式典に合わせて会談する可能性があるとフランスメディアに語った。実現すればトランプ氏が11月の米大統領選で勝利して以降初めて。
来年1月に就任するトランプ氏はロシアのウクライナ侵攻について交渉による早期の戦闘終結を唱えている。会談すればゼレンスキー氏にロシアのプーチン大統領と停戦に向けた協議をするよう働きかけるとみられる。
フランス大統領府は6日、マクロン大統領が7日にトランプ氏、ゼレンスキー氏とそれぞれ個別に会談すると発表した。
ゼレンスキー氏は今年9月、トランプ氏とニューヨークのトランプタワーで会談した際に、対ロシア戦争の「勝利計画」を説明し、ウクライナ支援継続への理解を求めた。トランプ氏はプーチン氏と自身の関係は良好だとし、復権すれば危機を「すぐに解決できる」と主張していた。