【ワシントン共同】米鉄鋼大手USスチールが製鉄所を構える米東部ペンシルベニア州の地元町長は3日、ワシントンで開かれたイベントに登壇し、日本製鉄による買収計画について「最良の取引であることに疑いの余地はない」と支持を表明した。
ウェストミフリンのクリス・ケリー町長は、買収計画が破談となった場合に生産拠点を閉鎖する可能性をUSスチールが指摘していることなどに言及。買収が成立しなければ地域経済にとって「壊滅的な打撃となる」と説明した。
買収計画を巡っては、対米外国投資委員会が安全保障上の懸念がないか審査しているが「安全保障を理由に雇用を失うことになれば、ばかげている」と非難した。