主要半導体メーカーでつくる世界半導体市場統計(WSTS)は3日、2025年の半導体の市場規模が前年比11・2%増の6971億ドル(約104兆円)になるとの予測を発表した。人工知能(AI)を搭載したスマートフォンの普及やデータセンター向けの需要が好調で、過去最高を更新する。
6873億ドルだった今年6月の予測から引き上げた。製品別ではコンピューターの演算に使うロジック半導体は16・8%増の2437億ドル、データ保存に使うメモリー半導体が13・4%増の1894億ドルだった。世界経済の緩やかな回復を前提に、メモリーやロジック以外も増えるとした。