北海道八雲町の国道5号で昨年6月、トラックが都市間高速バスに衝突し、双方の運転手とバスの乗客3人の計5人が死亡した事故から18日で1年となった。事故現場周辺では道警や町の職員らが黙とうし、犠牲者を追悼した。
事故は昨年6月18日午前11時55分ごろ発生。トラックが中央線をはみ出し、札幌市から函館市に向かっていた高速はこだて号に衝突した。死亡者5人のほか乗客12人が重軽傷を負った。
バス会社「北都交通」(札幌市)の佐藤晃彦取締役事業部長(35)は12日、取材に応じ、亡くなった運転手興膳孝幸さん=当時(64)=について「従業員全員、彼を忘れるわけがない」と語った。