【ファサーノ共同】日本、イタリア両政府は14日、外交、防衛・安全保障、経済安保など7分野で協力強化を掲げるアクションプラン(行動計画)を発表した。岸田文雄首相は訪問先のイタリアで同国のメローニ首相と懇談し、行動計画を着実に実施していくことで一致した。
両氏は自衛隊とイタリア軍が物資や役務を融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の交渉開始でも合意した。日本、イタリア、英国の3カ国で進める次期戦闘機の共同開発を含む防衛協力の進展を歓迎した。
行動計画は2027年まで。日本、イタリア両外務省による「戦略対話」を創設し、年1回開催する形で制度化を明記した。