13日午後10時ごろ、岡山県矢掛町の川上幸延さん(76)方で、川上さんの三女(41)から「父が首をつっている。母が血だらけで倒れている」と110番があった。駆け付けた警察官が、75歳ぐらいの男性が座ったまま、70歳ぐらいの女性が布団の上でうつぶせに倒れた状態で死亡しているのを見つけた。
県警によると、住宅は施錠されていて何者かが外部から侵入した形跡はなかった。県警は、遺体は川上さん夫婦で、無理心中の可能性もあるとみて調べる。
遺体の近くには血が付いた包丁があった。2人とも胸や腹に刃物によるものとみられる複数の刺し傷があり、男性の頸部にはひもがかけられていた。