本県などで生地手芸品販売店を経営する布素材の卸・小売の馬渕(仙台市)が本年度で小売事業から撤退する方針を固めたことが12日、同社への取材で分かった。郡山市のうすい百貨店に入居する「マブチファブリックス郡山店」は3月上旬に営業を終了する方向で調整している。
同社は仙台市にある「マブチファブリックス仙台店」について、入居するイオン仙台店が来年2月に閉店することに伴い、移転を検討してきたが、断念した。基幹店の閉店に加え、手芸人口や新型コロナウイルス禍による売り上げの減少などもあり、小売事業からの撤退を判断した。