農林水産省は10日、2024年産のコメ(水稲)の出来具合を示す全国の作況指数(平年=100)は「平年並み」の101となったと発表した。10月25日時点の前回調査と同じだった。一部で収穫を終えていない沖縄を除いた都道府県は確定した。
福島県は2年連続で102の「やや良」だった。主食用米の収穫量は32万1500トンで、23年産に比べて2万3600トン上回った。
本県の24年産水稲の作付面積(子実用)は6万2700ヘクタール(前年産比4300ヘクタール増)で、そのうち主食用米の作付面積は5万6500ヘクタールを占め、23年産より3400ヘクタール増えた。コメが高値で取引されていることに伴い、飼料用米から主食用米への転換が進んだとみられる。