浪江町津島地区で7日、イルミネーションの点灯が始まった。「つしまの里」と記された電飾の明かりが、東京電力福島第1原発事故からの復興を願うように優しくまちを照らしている。来年2月28日まで。
津島地区の一部は昨年3月末に特定復興再生拠点区域(復興拠点)として避難指示が解除された。イルミネーションは昨年に続いての取り組みで、今年は電飾を増やし、つしま活性化センター内の建物に加えて、津島住宅団地内にも設けた。
事業を企画した住民有志でつくる「つしま会」の国分晶子会長(73)は「津島に明るさを取り戻していきたい。イルミネーションを通して明るい未来につなげたい」と語った。点灯時間は午後4時半ごろから同9時まで。