JR東日本は6日、全域を対象とする本格的な運賃の値上げを国土交通省に申請したと発表した。値上げ率は普通運賃と定期運賃を合わせて平均7・1%とし、国交省の認可を得た上で2026年3月に実施する。本格的な値上げは、消費税の導入時や増税時を除くと1987年の民営化後初めてとなる。鉄道網の維持に必要な収入を得るのが狙いで、年間881億円の増収を見込む。
本県関係では、東北新幹線の東京―福島間の普通車指定席運賃は、現在の9110円から9330円(220円増)に改定。常磐線特急の東京―いわき間の普通車指定席運賃は、現在の6290円から6400円(110円増)に変更となる。
また東北線郡山―福島間は、磁気運賃が現在の860円から910円(50円増)、IC運賃が858円から902円(44円増)に改定。福島―仙台間は、磁気運賃が1340円から1410円(70円増)、IC運賃が1342円から1408円(66円増)にそれぞれ改定される。
常磐線の原ノ町―仙台間は、東北線の福島―仙台間と同様、磁気運賃が1340円から1410円(70円増)、IC運賃が1342円から1408円(66円増)に変わる。