【5】裏磐梯の魅力とりこに 自然写真家・鈴木一雄

2018/08/24 08:00

  • 有料記事
古里・福島の厳しくも美しい自然が写真家としての原点(写真集「裏磐梯の聲」より「暁の旋律」)

 写真家としての「育ての親」が尾瀬ならば、「生みの親」は裏磐梯だ。  私が最初に発表した写真集は、裏磐梯の美しい風景をまとめた「裏磐梯彩景」(1995年)。  裏磐梯は、色鮮やかな水面(みなも)をたたえる湖沼や急峻(きゅうしゅん)な渓谷、ブナの原生林、そして高山植物が咲き乱れる湿原など、日本の自然風景の魅力が凝縮されている。私は、その魅力にとりつかれ、5年をかけて四季折々の表情を撮り続け、1冊...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line