【3】ひもじい経験感動力に 自然写真家・鈴木一雄

2018/08/22 08:00

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母と妹と撮ったスナップ(私は左)。幼少期の体験が被写体と向き合い感動できる力を授けてくれた

 “いい写真”を撮るのは決してテクニックではない。感動できる力だ。  私は、それを「感動力」と名付けて、全国各地に招かれる講演で写真愛好家の人たちに伝えている。この春は、福島市写真美術館の個展でも講演する機会があってこう話した。  「どんなときでも出合ったものに精いっぱい感動してシャッターを切るということが大事かなと思う」  裏磐梯で以前、こんな出来事があった。写真雑誌の取材で朝焼...

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